診療録の監査には量的点検と質的点検とがあり,前者は診療情報管理士が退院患者の電子カルテを確認して必要な記録が揃っているかを点検するのに対して,後者はカルテの内容に対する点検で,医師など医療者によるピアレビューなど,より内容に踏み込んだ点検を行う。
診療情報管理のこういった監査は,どういった内容をどの程度行っているのか,実態がなかなかつかめない。そこで,インターネットで入手できる文献を読んで,現状を把握する。
その第1弾として「電子カルテ時代における 診療録の質に関する研究」を読んでみる。これは2017年に公表された博士学位論文である。
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